～解体工事の重機②～

解体工事に使われる重機について説明します。

～大型解体工事で使う重機～
コンマナナ以上の重機で、大型のビルやマンションなど階数のある建物を取り壊すのに使用されます。

・ロングアーム（ロングブーム、ロングリーチ、スーパーロングリーチ）
　作業範囲:10m程度(3~4階相当)
従来の油圧ショベルよりアームが長く、高さのある建物の解体に活躍します。

・ツーピースアーム（ツーピースブーム）
　　作業範囲:15m程度(5~6階相当)
アーム部分が通常の油圧ショベルよりも一つ多く、その分高さが出せます。
ロングアームよりも高い場所の解体が可能で、15mほど(約5階)の高さまで伸ばせます。

・マルチブーム（ロングフロント）
作業範囲:40m以上(10階~13階相当)の高さまで届く、高所解体用の大型重機
アームの接合部分が複数箇所あり、ツーピースアームより更にアームを伸ばすことが可能です。
　アームを伸ばすことで40~50ｍほどの高さまで届き、10~17階建ての高層ビルなど高い建物の解体に活躍します。
　また、マルチブームはアタッチメントをハサミ状のものや油圧ブレーカー、クラッシャーなど
用途に合わせてアタッチメントを変えることができます。