～アスベストについて⑧～

～レベル1.2.3の解体方法～

・レベル1
　吹付け石綿や石綿含有吹付けロックウールになります。

　掻き落とし…ワイヤブラシやヘラ、ケレン棒などを使用して手作業で吹付け材の下地から取り除く
　封じ込め…薬剤や造膜材によりアスベスト吹付材の表層部や全体を固着させ封じ込める
　囲い込み…アスベストの露出部分に対して板状の非アスベスト材を取り付け完全に囲う
　グローブバック…長手袋と養生シートが一体になっているグローブバックで除去部分周辺を密閉しバック内で剥離

主に掻き落としが多く使われます。

作業には「高濃度の粉じん量を防げる防じんマスク・保護メガネ」の着用が必要
もっとも厳重なばく露防止対策が求められます。

・レベル2
　断熱材、保温材、耐火被覆材になります。

　レベル1と同じく、搔き落とし・封じ込め・囲い込み・グローブバックに加えて、
　原形のまま取り外す方法が一般的となります。
　
　発じん性が高い製品や除去作業では、レベル1相当の対策が必要になります。