～解体工事のマニフェストについて③～

解体工事に使われるマニフェストについて説明します。
マニュフェストには、紙マニュフェストと電子マニュフェストがあります。

～電子マニフェストとは～
平成10年から導入が始まった電子マニフェストは、情報を電子化することにより
インターネット上でいつでも利用できる利便性の高いシステムです。
国が指定する公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターが運用・管理し、
JWネットと呼ばれるネットワークでやりとりをすることになります。

～電子マニフェストのメリット～
・事務作業の効率化
・項目を全て入力しなければ発行されない為、記入漏れや記載ミスを防止できます。
　また、処理終了確認期限が近づくと、返却されていないマニフェスト等の確認の注意喚起を促してくれます。
・廃棄物の処理状況がリアルタイムで確認でき、経過報告の通知を受けられます。
・紙マニュフェストは５年の保管義務がありますが、電子マニュフェストは
マニフェスト情報が情報処理センターに保存されるので、マニフェストの保管義務がありません。

～電子マニフェストのデメリット～
・紙マニュフェストよりコストがかかる
・排出事業者、収集運搬業者、処分業者の３者全ての業者が
電子マニフェストを利用できない場合は紙マニュフェストになる
・アクセスが集中するなどといったことでシステム障害がおきる