～解体工事の許可と登録②～
　解体工事を請け負うには請負金額に応じて、解体工事業の建設業許可か解体工事業登録が必要になります。

～解体工事業の建設業許可取得の条件～
①建設業者での役員もしくは個人事業主の経験が5年以上
　経営経験が必要であり、このような人物を建設業許可の申請では
「経営業務の管理責任者」略して「経管」と呼びます。
(経営の補佐経験が6年以上ある者がいれば、条件をクリアしたと認められるケースもある)
②解体工事業に関する資格、または解体工事の実務経験が10年以上ある
　解体工事業の許可が認められる資格を社内の人物が持っている
　・１級土木施工管理技士★
・２級土木施工管理技士（種別は「土木」）
・１級建築施工管理技士★
・２級建築施工管理技士（種別は「建築」「躯体」）
・技術士：建設（「鋼構造及びコンクリート」を除く）・総合技術監理「建設」（鋼構造及びコンクリートを除く）★
・技術士：建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理「建設－鋼構造及びコンクリート」★
・技能検定１級『とび・とび工』
・技能検定２級『とび・とび工』（合格後３年以上の実務経験必要）
・解体工事施工技士試験合格
　※・「★」が付いている資格は「特定建設業許可」においても認められる資格
　　・平成２７年以前に上記の資格を取得された方は別条件有
　　・実務経験10年以上必要ない特例有
③過去に不正な行為をしていない
④500万円以上の資金力がある
⑤欠格要件（過去5年で懲役刑を受けていない、暴力員でない等）に該当しない
⑥社会保険に加入している（法人の場合）

～取得の費用～
　新規90,000円（大臣許可の場合は150,000円）、更新50,000
既にほかの業種の許可は持っていて、解体工事業の許可を追加したい場合は、5万円です。

～申請から許可までの期間～
審査に30～45日かかります（各都道府県によって異なる）。
大臣許可の場合は120日程度審査に時間がかかります。